おめでとう
ございます
よしえ虫(むし)の 元旦(がんたん)は いつも どおりです。
朝(あさ)は 雑煮(ぞうに)と 枡酒(ますざけ)。
でも 今年(ことし)の 酒(さけ)は ちょっと ちがう。
ZYさんが 醸造(じょうぞう)に 参加(さんか)して できた、新酒(しんしゅ)です。
12月(がつ)に ZYさんが 持(も)ってきて くれました。
その時(とき)、元旦(がんたん)の 枡酒(ますざけ)は これだと 決(き)めました。
そして、大事(だいじ)に 冷蔵庫(れいぞうこ)で 保管(ほかん)して おきました。
元旦(がんたん)の 朝餉(あさげ)が 整(ととの)ったので、新酒(しんしゅ)を あけました。
ZYさんも 貢献(こうけん)した 新酒(しんしゅ)ですから、思(おも)いも ひとしおです。
滑(なめ)らかな 絹(きぬ)のような 清酒(せいしゅ)が 瓶(びん)から ほとばしりました。
ふんわりと ほのかな 香(かお)り。
口(くち)に 含(ふく)むと するりと 喉(のど)を 駆け下(かけ お)りていって しまいました。
もっと 味(あじ)わいたい のに、口(くち)に 留(とど)まって くれません。
次(つぎ)の 一口(ひとくち)は もっと ゆっくり 楽(たの)しもうと 思(おも)いました。
でも、まるで 体液(たいえき)のように、体内(たいない)に 吸収(きゅうしゅう)されて しまいました。


そう 思(おも)って、瓶(びん)を 冷蔵庫(れいぞうこ)に 戻(もど)しました。
ここまま 飲み続(のみ つづ)けたら、一気(いっき)に 飲み干(のみ ほ)して しまいそうでした。
せっかくの ZYさんの 手(て)になる 新酒(しんしゅ)なのに、さっさと 飲(の)んでしまっては もったいない

あとは 夕方(ゆうがた)の お楽(たの)しみに とっておいて、散歩(さんぽ)がてら 初詣(はつもうで)に 出(で)かけました。

